Kesako Unkai

¡Salud!

ソナウナ「ノールカップは……」

 

〈そればかりか、古い『地球の歩き方』を読んでいた時、「古いガイドブックを持って旅したら、うまくいかないことだらけなので、『どうにでもなれ。なんでもこい』と開き直り、かつ、未知との遭遇率がアップするため、かえっておもしろい旅になるんじゃないか。つまり、はなから備えがなければ、そもそも憂いもなし、でしょ?」と独り言をつぶやいた……ソナウナ〉

 


「(ノルウェーの)ノールカップは、マーゲロイ島の最北端に位置する岬だ。北緯71度10分21秒。夏の夜の白夜の時期には、見渡す限り続く水平線の上を太陽がなぞるように進んでいく。一方、極夜の冬には太陽が昇らない暗闇と雪と氷に覆われた大地が続く」

 

(↑ガイドブック『地球の歩き方 北欧』2016〜2017年版より)